勝手にトークひろしま!

広島でくらす人、広島出身の人、そして広島が好きな人。みなさん、愛する広島県をもっといい街に、もっと魅力ある場所に、そして、自信をもって「広島は素晴らしいところだ」と言えるようになりたいと思いませんか?そのためにいま、僕たちに何が出来るのか? 広島をもっと知り、広島を真剣に考え、広島を愛するために。合言葉は、 Eijoy!HIROSHIMA!!

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2013年8月9日(金)22:00~23:54
RCCラジオ、USTREAM
同時生放送(配信)

テーマ
 「平和資料館に被爆再現人形は必要ですか?」

【ゲスト】
■佐渡紀子さん
広島修道大学法学部 准教授。専門は平和学・国際安全保障論。
広島市生まれ。2005年から現職。
■桐谷多恵子さん
広島市立大学広島平和研究所講師。専攻は戦後広島・長崎市の復興史。
横浜市生まれ。大学卒業後、平和研究のために広島に。
2010年4月より現職。1年ぶりの勝手にトーク出演。
■長尾春菜さん
広島市の被爆体験伝承 研修生。大阪府出身。
現在、岡山県美作で自給自足を目指した生活を行っている。
【司会/進行】
平尾順平
NPO法人ひろしまジン大学学長。
広島県をまるごとキャンパスとし、みんなが先生であり、生徒でもあるという発想で地元の魅力を再発見したり、人と人とを結び付けていきたいと活躍中。
キムラミチタ
NPO法人ひろしまジン大学企画統括、ラジオDJ、クラブDJであり、構成作家。音楽をライフワークとして様々な顔を持つ。アートや映画、漫画などにも造詣が深い。

集合写真

◆資料館に被爆再現人形は必要?
佐渡紀子さん

ニュースを聞いた第一印象は「え?なんで」と思った。
ただ、資料館をリニューアルしていくなか、「被爆再現人形」だけを動かせないという事になると、人形を基軸に資料館を考える事になるのは本末転倒だと思う。
どうすれば、被爆の惨状を伝えられるか、平和を考えてもらえるかという資料館にするための【基軸】から考えていくべき。

桐谷多恵子さん

私自身が初めて再現人形を見たのは大人になってからだったせいか、驚きは少なかった。見る人によって、印象の差があると思う。
誰に対しての展示なのかを考えるべき。

長尾春菜さん

原爆が投下されてすぐの写真など資料は少なく、その時を視覚的にイメージしやすいモノとして被爆再現人形は「必要」ではないかと思う。
人形を撤去するのであれば、それに替わるような、その時を伝えるモノが何か必要。

平尾順平

資料館に来た人に「何を伝えたいか」、しいては「広島が何を伝えるか」という大きな軸を考えたうえで、この人形が必要かどうかを考えるべき。

◆被爆都市 広島に ○○○ を加えると、更に平和都市に近づけるのではないか。
○○○とは?
佐渡紀子さん

「今(いま)」
~自分自身、平和教育を受けた後、世界は変わらないという「無力感」から、被爆体験を伝えること以外の道を探る平和学を研究してきた「今」がある。
広島の人々は、大きく分けて、無力からの絶望を感じ現実逃避をしている人々、そして、あきらめた人々だと思う。
そこを乗り越える手段として、「今」の時代とつなぐという努力が、平和学を教える自分の役割だと思っている。

桐谷多恵子さん

「人類が生きていくことの探求」
~今の広島(ヒロシマ)は目的を失っているように思う。イマ、人類が抱える課題を考えると、50年後100年後、人類が生きているのか不安になる。
人類が平和に暮らしていけることを目的とすれば、広島が訴える「核廃絶」の実現について、何を行動して行くのか、継承していくのか、方法が見えてくるのではないか。

長尾春菜さん

「繋がり」
~被爆2世・3世でもない、広島の縁のない県外出身者、国外の方でも、広島と繋がって伝えていくこと、持続可能なネットワークが出来ればと思う。

平尾順平

「具体的な一歩」
 ~過去の事実などは様々教えてもらってきたが、「じゃあ、何をする」という事は教えてもらっていないのではないか。後輪が大きく、前輪が小さく、進まない自転車のようなもの。そこから無力感が生まれるのではないか。
前輪を大きくするための一歩として、広島の大学では、もっと具体的な地域紛争や紛争解決についての研究などを行う、または国際会議を全て広島で行うことなど、いろんな策があっても良いと思うが、まずは具体的な実生活に伴う一歩を自分事として踏み込むことが出来ればと思う。