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将来の夢に悩む園リスのため、いろんな職業の仕事人が登場! 仕事の内容やどんな勉強をしたらなれるのかなど教えてもらいます。

最終回・若者自立塾スタッフ
(2008年06月27日(金)放送)


仕事人:若者自立塾 「みどり塾」 塾長 福原 さん

 今までいろんな職業の仕事人から、その仕事の面白さや大変さなどを聞いて、実際に将来の参考になったという意見をリスナーからも多く頂きました。
 ここ数年ニートと呼ばれる仕事をしない若者が問題となっています。
 将来社会に出る中高生のみんなが立ち止まってしまった時の参考になれば・・・ということで最終回の仕事人はこちらです!


一般的に学校を卒業したらほとんどの人が社会人として働き始めます。
しかし中には働いていない人もいます。
働くことの意味や目的が人それぞれのように、働いていない理由も人それぞれです。

今回の仕事人は、三原市にある若者自立塾「みどり塾」の塾長 福原さん。
働く意欲を湧かせる仕事、若者自立塾の世界に迫ります。
●どんな事業?
・2005年から厚生労働省が始めた事業です。
・3年前の数字で全国で64万人、広島県で1万という俗に言われている「ニート」と呼ばれる方がおられると。この方たちを何とかしようということで始めたわけです。
・3年前に全国で応募したときに色々な審査が通ったのが最終的に20箇所ありまして、そのうちの一つが広島のみどり塾です。
・義務教育1年以上経過して、進学もしていない、職業訓練も受けていない、仕事もしていない人が対象で、独身の男女、35歳くらいまでということになっています。
・これは原則としてですからそれぞれの塾によって受け入れている人は色々あろうかと思います。
●塾での訓練は原則3ヶ月。その間の生活は?
・合宿生活ですから、朝決まった時間に起きて、食事をし、午前の労働、午後の労働、だいたい決まった時間に夕食を食べて、夜10時過ぎには寝るというのを原則としているんですけど、なかなか完全には行きません。
・普段の労働はみどり塾を引き受けたみどりの町という知的に障害を持っておられる方の就労支援を30年やっている団体ですので、普段の就労は知的の障害者と一緒に色々なことをしています。
・できれば、3ヶ月の間に職を見つけて卒業させたいと頑張っているんですけど、なかなか具体的に就職がぱっと決まるというのは少ないのが現状です。
・中には3ヶ月経たずに仕事が見つかって早めに卒業していくという人間もおります。
●塾スタッフの仕事は?
・スタッフは3人いるんですけど、仕事は塾生の相談役と日常生活の管理です。
・僕は立場上、今71歳なんですけど、塾長という名前をもらっているので対外的なことが主で、もう一人がハローワークへ連れて行く係り、一番若いスタッフが今、中学校でメンタルアドバイザーという仕事をしているので彼が年も近いし、若者と色々話しこむ係り。
・たまたまそういうスタッフになったんですけど、うまいこと役割分担でやっております。
●大変だったことは?
※福原さんは小学校の教員を退職後、知り合いの理事長から声がかかり、
 何をするのかも知らされないまま、この事業に参加することに。
 今では、30年近くの教員生活があったからこそ、自分に向いている仕事だと思えるそうですが、最初は苦労することばかりでした。

・最初はまったくの手探り状態ですから、失敗ばっかりで、中には明け方の2時3時に「塾生の誰々君がいません」と言ってきて探し回ったこともありますし、
部屋にあるテレビが有料なので、ある男の子がテレビを持って来たらそれにゲーム機がついていて、もう家で一人で閉じこもっているのと同じことで困ったこともあって二期生からそれをやめさせたとか失敗ばっかりでしたけどね。
●塾生との思い出
・やっぱりやってて一番楽しいのは、最初はみんな親に説得されて入ってきます。入ったら最初の入塾式の時は最初はみんな下を向いて何で俺がこんなところにとふくれたような顔をしたのがほとんどなんですけど、
それが同じような境遇の人間と触れ合う中で、10日から2週間もすれば顔つきがだんだんと穏やかになってくるんですよ。
・そして1ヶ月たち、2ヶ月経てば打ち解けて話をするようになりますし、終了式の時には一人ずつ感想を言わせてるんですけど、誰しも苦情を言って去るものはおりません。
・中には涙ぐんで言葉がでなくなった人間もおります、そういうところですかね。
●ニートについて
※昔はなかった「ニート」と呼ばれる若者のいる社会。
 その原因を福原さんはこう考えています。

・うちに来る人間に限って言えば、家庭が全部壊れています。そこに一番の原因があると思います。
・だからそこを何とかしないとこれからもニートと呼ばれる若者は減らないんじゃないか。それはうちのスタッフ3人ともの共通の想いです。
●メッセージ
※今は若者だけではなく、35歳を過ぎてニートになるといった人も増えているそうです。
 一度ニートになってしまうと社会復帰はなかなか難しいため、
 ニートを最初から作らない対策が必要だと感じているそうです。

 最後にこれからの日本の社会を支えていく中高生へ、
 福原さんからのメッセージです。

・一つ目は学校を卒業したら自分の人生に責任を持たなきゃいけないと思うんですよ、「卒業して少しくらいは働かなくて家にいてもいいんじゃないか」中にはそういう親もいましたから。
・二つ目は日常生活の中で我慢する心を養って欲しいなと思います。
・三つ目は仕事を探すときにやりたい仕事が見つからないからというのはいいわけにはならないと思うんです。
とにかく何でも仕事に就いて、仕事に就きながら次のやりたい仕事を探したらいいと思うんです。
その方が親に対する負担もあまりかからないんじゃないかという気がしています。